法人GAI導入でコンテンツ制作の量・質ともに向上。全従業員に生成AIの活用を波及させ、自社の企画力・提案力を一層高めていく
タクトシステム株式会社
企画営業本部 DX推進グループ 平 由紀子 様
企画営業本部 マーケティンググループ 近藤 正成 様
デジタル事業本部 CMBグループ 清水 一豪 様
DX推進ソリューションやWebマーケティング支援など幅広い事業を展開するタクトシステム株式会社。このたびの「法人GAI」導入を遂行された、ご担当者さまに法人GAIへの期待と具体的成果についてお話を伺いました。
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課題
メイン事業をデジタルコンテンツ作成にシフトするうえで、コンテンツ作成に時間を割けていなかった。生成AIの登場で、業務におけるアウトプットの質・量向上に期待。
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解決策
生成AIを「有能なアシスタント」と位置付け、最新技術の積極活用を決定。
業務の効率化や改善、アウトプットの質・量向上を目指す。
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効果
導入初期は、コンテンツ制作の品質向上とそれに伴う時間短縮を実現。あらゆる部門で「アシスタント」役を務め、アウトプットの質・量向上をもたらす。
課題
メイン事業をデジタルコンテンツ作成にシフトするうえで、コンテンツ作成に時間を割けていなかった。生成AIの登場で、業務におけるアウトプットの質・量向上に期待。
昨今の生成AIブームから、私たちが携わるコンテンツ制作領域でも、仕事のやり方が大きく変わると予想され、これまでにない技術革新の波を感じていました。
ちょうどその頃、弊社はメイン事業をデジタルコンテンツ作成へと転換する過渡期で、社員はマーケティング調査やブログ執筆など様々な業務を抱えており、集中してコンテンツ作成する時間を取れないのが課題でした。
生成AIを一義的な業務効率化のためだけではなく、「有能なアシスタント」として完全に使いこなせたら、業務効率化にとどまらず自社のクリエイティビティ強化や新規事業のアイディア創出にも繋がるのではないかと考え、早速導入を検討しました。
当初は通常のChatGPT導入を想定したのですが、個人情報や機密情報を取り扱うことを考慮すると不安が残りました。そんなときに法人向けの生成AIサービス「法人GAI」があることを知りました。
全社で利用を開始する前から「早く使いたい!」という声が多く、大きな期待を感じ、導入を決めました。
解決策
生成AIを「有能なアシスタント」と位置付け、最新技術の積極活用を決定。
業務の効率化や改善、アウトプットの質・量向上を目指す。
将来的にはソフトウェアの自動生成やマルチメディアコンテンツ作成に応用し、生産性を10倍向上させることが目標。
注力していきたいメイン事業の核となるデジタルコンテンツ作成を進めるなかで、法人GAIによる文書の自動生成が非常に役立ちました。 セキュリティも万全ですから機密情報流出の心配もなく、安心して利用することができました。
※画像は実際にコンテンツ作成の案を出すために活用したプロンプト例
※上記のプロンプトに対して法人GAIからの提案文
コーディングにおいても有効活用
コーディングにおいても、法人GAIを活用しています。
法人GAIが作成したスクリプトをもとにコーディングの検討を進めました。以前まではコーディングの際、都度Googleなどの検索エンジンで調べており、余計な時間がかかっていたのです。
法人GAIは一度に複数のことが確認できるだけでなく、コードの大枠も作成できます。スクリプトがあることで、担当者の負担を大幅に削減できました。
今後は業務のスピードをさらに上げて、顧客ニーズに対応した提案とコンテンツ作成を提供していきたいと思います。現状より作業効率を10倍向上させることを目標に、効果的な法人GAIの使い方を模索中です。
プロンプトエンジニアリングのスキルアップが、業務効率を加速度的に増幅させていく鍵となる
実際のところ、「生産性を10倍向上させる」のは非常に高い目標です。そのため現在、社内で法人GAIの使い方を学ぶ勉強会を継続的に開いています。
法人GAIの使い方に関するアイデアや、どういう目的で使えばインパクトがあるかという話題を、部門を超えたメンバーで話し合うことで、プロンプトエンジニアリングのスキルアップに繋がっています。これが業務効率を加速度的に増幅させる鍵となりそうです。
資料作りや日々の定型業務を徹底的に効率化すると、その分未来の事業への人的資源を確保できます。将来、生成AIをどれだけ活用できるかで、タクトシステムグループ27社でのシナジー創出・顧客向けサービスの開発などに様々な可能性が生まれると考えています。
効果
導入初期は、コンテンツ制作の品質向上とそれに伴う時間短縮を実現。あらゆる部門で「アシスタント」役を務め、アウトプットの質・量向上をもたらす。
導入後の効果
注力しているコンテンツ制作の事業部を中心に法人GAIの利用を開始し、コンテンツ制作における文書生成の品質向上とそれに伴う時間短縮を実現しました。また、コンテンツを記事にアップするためのコーディング作業においては、コードの大枠を生成することができるので作業効率が上がっています。
その他にも、営業・マーケティング・開発など多くの部門で、法人GAIの活用が進んでいます。営業部門では「資料の作成」、マーケティング部門では「コンテンツ制作」、「コピーライティングや校正・校閲」、開発部門では「ソースコード生成」、管理部門では「文書作成やExcel関数生成」など、あらゆる部門や業務で法人GAIを利用しています。どの部門においても効率化を実感しています。
目指す理想像
現状、弊社では様々な部門で法人GAIが「社員のアシスタント」を担っております。今後はこういったテキストベースの業務だけでなく、多岐にわたる業務で有効活用したいと思っています。
プロンプト作成の自動化、グループ会社間でのシナジー創出など、個人レベルにとどまらない、企業レベルで取り組みたい課題は数多くあります。
弊社の事業では画像を扱うので、自動的に画像を生成したり加工したりということができると、さらに便利です。デザインなどクリエイティビティの面でも期待を膨らませており、短期間でどんどん増える機能を用いて、さらなる多面的事業成長のためのアイディアを打ち出していきたいです。
法人GAI活用を通して、社内のリスキリングを促進
当社は、主力事業としてDX推進ソリューションとWebマーケティング支援を展開しています。そのためDX人材育成にも力を入れており、社員のリスキリングは必須です。
社員の資格取得推進に加え、法人GAIのような最新サービスを積極的に取り入れることで、社員の実務環境を整備し、アイディア醸成の土台を築きたいです。法人GAIは、社員の保有資格やスキルの活かし方も提案してくれるので、それを参考に今後の人材育成を考えていきたいですね。
DXに関するスピード感は今後も早まるだろうと考えます。一人一台AIという話もありますので、日々流れてくる情報にキャッチアップを続けていきたいです。
タクトシステム株式会社
業務の電子化・自動化・標準化支援、コンサルティング型Webサイト構築、マーケティング施策提供などの事業を展開するタクトシステム株式会社は、従前よりAIを含む最先端のデジタル技術を積極的に取り入れ、業務に活かしてきました。
中でもRPA導入支援を行う「RoboSupo」は、コスト費用を抑えたうえでロボット運用を実現、安全性も担保できる特長により、市場から高い評価を得ています。
このたびの「法人GAI」導入により、顧客の業務DX化をリードする立場である同社は、あらためて各商材の他社との差別化を明確にし、市場優位性を打ち出すことに注力しています。
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タクトシステム株式会社
企画営業本部 DX推進グループ平 由紀子 様
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タクトシステム株式会社
企画営業本部 マーケティンググループ近藤 正成 様
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タクトシステム株式会社
デジタル事業本部 CMBグループ清水 一豪 様
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